座布団のサイズ

JIS規格での座布団のサイズ

日本の産業製品に関する規格や測定法などを定める「JIS」では、座布団のサイズを以下の3種類に分類されています。

JIS規格
S51×55cm
M55×59cm
L59×63cm

布団屋では、S・M・Lの表記は使いません。布団屋の表記は以下の通りとなります。

JIS規格と布団屋表記
S木綿判(もめんばん)
M銘仙判(めいせんばん)
L八端判(はったんばん)

これだけを見ると、座布団は3種類だけだと勘違いする人がいらっしゃることでしょう。

布団屋での座布団サイズ

布団屋で取り扱っている座布団の規格サイズは、6種類あります。寸法は、現在の一般的なものです。

名称寸法
茶席判(ちゃせきばん)43×47㎝、45×45cm、50×50cm
当店はお客様のご希望のサイズにお仕立て
木綿判(もめんばん)50×55cm
当店は50×53cmが規定サイズ
銘仙判(めいせんばん)55×59cm
八端判(はったんばん)59×63cm
緞子判(どんすばん)63×68cm
大判(おおばん)68×72cm

緞子判地域や時代によって、座布団の名称は変わり、布団屋によってサイズが微妙に違ってきます。座布団のサイズではなく、縫う前の生地サイズで表記している店もあります。

座布団の種類と用途

上記の名称の通りに座布団の種類がございますが、用途をご説明します。

茶席判(ちゃせきばん)

板の間の茶室で使われていた座布団のサイズ。本来、畳では座布団は不要。しかし、現代では時代と共に畳でも使われている。

木綿判(もめんばん)

茶の間で使う座布団のサイズ。現代では部屋も押し入れも小さいため、使いやすいサイズの木綿判は人気がある。

銘仙判(めいせんばん)

家族が日常使う座布団のサイズ。現代では最も一般的なサイズ。

八端判(はったんばん)

大切なお客様をお迎えするための座布団のサイズ。冠婚葬祭の行事を自宅で行うことが減った現代では、持っている家庭が減っている。

緞子判(どんすばん)

長寿を祝う祝寿座布団、法要でお坊さんが使う座布団のサイズ。普段使わない座布団のため、用意する家庭が減っている。使いやすい八端判サイズにする家庭も多い。

大判(おおばん)

法要でお坊さんが使う座布団のサイズ。

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