正絹着物生地で上質な法要座布団

兵庫県のお客様から、正絹の着物生地で法要座布団を仕立ててほしいとご注文いただきました。

着物生地の幅を最大限生かし、サイズは通常の法要座布団よりも若干小さめになっております。

綿100%インド綿を入れ、座りやすい上質な座布団が出来上がりました。

正絹の着物生地を2枚重ねで縫製

お持ち込みの着物生地は2反。無地/白と地模様/紫の正絹生地です。

地模様の生地だけでは耐久性が気になるため、無地の生地を合わせて2枚重ねにしてほしいとのことでした。

それぞれ生地幅が異なるため、短い無地生地に合わせてサイズを決め、裁断・縫製していきます。

着物の生地幅は約30cmですので、中央を縫い合わせ、座布団幅約60cmにしました。

それぞれの生地を重ね、座布団の形に縫い上げます。

綿100%のわたで座りやすい座布団

座布団の中央と四隅には生地と綿がズレないように綴じを施しますが、中央部分は圧が強く、生地が弱い正絹では2枚合わせでも不安が残るため、綿のブロード生地を中央の綴じ部分(両面)に付けました。

縫製した生地の上に綿を入れていきます。

当店の座布団綿は、「インド綿」「メキシコ綿」「座布団綿」の3種類からお選びいただけます。
インド綿・メキシコ綿は上質な純綿となります。
座布団綿は、紡績の落ち綿や等級の低い綿を合わせた物となります。
どれも綿100%で座りやすい綿です。

  • インド綿・・・メキシコ綿よりも膨らみはなく、硬い仕上がり。殻多め
  • メキシコ綿・・・ふくらみと弾力があり、ふっくら柔らかな仕立て上がり。殻が一番少ない
  • 座布団綿・・・ふくらみと弾力があまりなく、少し硬めの仕立て上がり 。殻が一番多い

この度のお客様は、上質なインド綿をお選びになられました。

職人が縫い合わせた生地に綿を1枚1枚並べ、座布団に仕上げていきます。

仕上げに房を付けていきます。
法要座布団は通常の座布団より房を多め(特房)にし、高級感のある座布団に仕上げます。

お寺様も喜ぶ座りやすい座布団

毎回長時間座ってお経を読むお寺様にとって、座布団の座りやすさは大切です。

ポリエステル綿やスポンジの入った座布団は、安定感がなく、蒸れやすいため、お寺様が嫌う座布団です。

当店は、座布団の中綿は綿100%ですので、体馴染みが良いので安定して座ることができ、蒸れにくいので、お坊様から「とても座りやすい座布団だ」とお喜び頂いております。

近年は、お部屋に合わせて小さめサイズや、椅子用のサイズの注文が増えております。

生地もご用意しておりますので、法要座布団の相談はお気軽にお問い合わせください。

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