手作り立体布マスク

店主の知り合いの方から、マスクを作ってほしいとご相談をいただきました。

ご相談内容は以下の通りです。

  • 数日の間にできるだけたくさん
  • 生地とゴムは持ち込み
  • どんな形のマスクでもいい

話をお聞きすると、マスクは販売用ではなく、ある養護施設の子供たちや先生に使ってもらう物だそうです。

新型コロナウイルスでマスクを大量に必要としている養護施設

先生や職員の方はとても忙しく、マスクを作る時間はもちろんありません。

使い捨てマスクも手に入りにくい状態で、人数が多い施設では、マスク問題は切実なお悩みです。

学校ではマスク着用が必要のとのことで、困っているそうです。

新型コロナウイルスの影響は、この様な大切な施設に大きな弊害をもたらしていることに気づかせていただきました。

このご相談で、私は小さな世界で生きているんだなと、感じさせられ、大きな視野を持つ大切さを学びました。

話がしやすい立体型布マスクを制作

量が欲しいので、縫いやすい簡単にできるマスクでよいとおっしゃっていただきましたが、せっかくだから喜んでいただけるマスクを作りたいと思い、話がしやすい立体マスクを作ることにしました。

赤ちゃんから大人まで生活している施設ですので、大・中・小の3種類のサイズの制作に取り掛かりました。

型紙は「OHARICO」さんで 無料ダウンロードさせてただきました。
大・中・小の立体マスクの型紙があり、とても助かりました。
「OHARICO」さんありがとうございます。

中側は肌触りの良いガーゼで

表面(外側)は少し厚みのある生地で、裏面(中側)はダブルガーゼの生地を使用し、3枚重ねのマスクです。

掲載しております2枚の写真は、ご注文いただいた立体布マスクではございません。納品後、当店の生地でレプリカを作りました。

お持ち込みのガーゼ生地を全部使い切り、大12枚、中10枚、小10枚をお仕立てしました。

すべて無償で納品させたていただきました。

布団職人が別の形で役に立ち感謝

布団とは関係のないマスク作りではありますが、ミシンを使う技術がお役にたち嬉しく思います。

注文をいただいた知り合いの方、養護施設の方からとても感謝してただきましたが、恐縮してしまいます。

この様な機会をいただき、技術を学べたことに、こちらから感謝申し上げます。
ありがとうございます。


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