探し求めたインド綿100%セミダブルの敷布団とカバー

兵庫県のお客様が、綿の敷布団を求めご来店いただきました。

ご来店いただき開口一番、「綿の敷布団はありますか?」とご質問いただきました。「あります」と敷布団の見本を出すと、「よかった~これ下さい」と、安堵したご様子で綿布団の説明をした後、ご注文いただきました。

お客様はどうしても綿の敷布団がほしくて、色々な店を探し回ったそうですがどこの店にも無かったそうです。ある店で当店に綿の敷布団があると情報を聞き、藁をもすがる思いで当店に足を運んでいただいた経緯がありました。

ご注文内容は、セミダブルサイズのインド綿100%入り綿敷布団と敷カバーのセットです。

硬めの綿敷布団はインド綿がおすすめ

当店では綿敷布団の中綿を、メキシコ綿とインド綿からお選びいただけます。

  • メキシコ綿・・・繊維が細く長いため、ふんわりとした柔らかい綿
  • インド綿・・・繊維が太く短いため、弾力がある硬めの綿

どちらの綿も、使い込んでいくと硬めの敷布団になりますが、腰痛持ちの方や硬めの敷布団を好むお客様は、インド綿をおすすめいたします。

柔らかめを好み、日に干したときのふんわりと膨れるのが好きなお客様は、メキシコ綿をおすすめいたします。※インド綿も日に干すと膨らみますが、メキシコ綿ほどの膨らみはありません。

この度のお客様は、綿や敷布団の見本に触れていただき、インド綿をお選びいただきました。

職人が店で綿100%敷布団を手作り

お客様から、ご希望の生地をお選びいただき、セミダブルサイズに縫製します。

セミダブルサイズに縫製した生地に、インド綿100%の綿を何重にも重ね、かまぼこ状になるように入れていきます。

縦中央と真ん中部分がへこみやすいため綿を多めに重ねて入れます。

生地にインド綿を入れ終えると、次は綿と生地がズレないように綴(と)じと、四隅に房を施していきます。

四隅の房は、綿が内側に入るのを防止する役割の他に、飾りの役割もあり、綴じより重要ではありません。古き良き文化を守るため、柄生地をお選びいただいたお客様のみ房を付けております。
※ファスナー式のカバーを付けることが多い現代では、四隅の房はファスナーに絡まるため、無地生地をお選びいただいた場合は付けておりません。

当店の綴じは、機械の綴じではなく、一針一針手作業にこだわっております。

職人が手作業で行う綴じは、強すぎず弱すぎず、一番良い力加減になるため、生地の負担が少ないとされています。

ダブルサイズの敷カバーをセミダブルサイズにサイズ直し

セミダブルサイズの布団の需要が減っている影響で、寝具業界ではセミダブルサイズの寝具類の生産を終了したり、オーダーのみの対応に切り替えているため、セミダブルサイズの布団やカバーを販売している店も商品も少なくなっています。

当店では、セミダブルサイズのカバーは、ダブルサイズのカバーをサイズ直しすることで対応しております。

この度のお客様は、敷カバーもご希望になられましたので、ダブルサイズ敷カバーをセミダブルにサイズ直しをし、出来上がった敷布団に掛けて納品いたしました。

当店で販売しているカバーを寸法直しする場合は、寸法直し代は無料です。

見て触れて綿の布団を購入できるのが店舗の良さ

綿の布団は蒸れにくく寝心地もよいため、ずっと使い続けたい素材です。

しかし、手軽に購入でき安価な商品を求める人が多く、企業もたくさん売れる商品を作るため、商品の認識や選択が狭くなっているように感じます。

平成の中頃までは、個人経営の布団屋さんも地域にあったともいますが、時代とともに減少し本当に欲しい綿の布団が手に入りづらくなっています。

ネットでは、多くの綿の布団が販売されていますが、本当に自分の好みに合った綿の布団ですか?本当に綿100%の布団ですか?上質な綿や生地を使っていますか?

ネットではキャッチコピーや詳細で商品を見極めますが、素人のお客様では見極めが難しく、失敗したお客様が来店されたこともありました。

やはり、毎日使う布団は、見て触れて購入することをおすすめいたします。

近所に綿の布団を販売している布団屋がないお客様は、ネットで購入するしかありませんが、キャッチコピーや詳細で商品を見極めるのではなく、店に直接電話をして、使う方の情報や求める事柄、疑問などを話してみてください。直接話すことで寝ることの知識や布団屋がどのように布団を作っているかなどを知ることができ、その店の良し悪しが分かると思います。

当店にもお気軽にお電話ください。

綿100%敷布団のオーダーメイドはこちらをご覧ください >>> オーダーメイド敷布団

カバーの寸法直しはこちらをご覧ください >>> 布団カバー・シーツのサイズ直し

メールでのお問い合わせはこちら >>> お問い合わせ


トップへ