10年前のダブルサイズ綿掛け布団を仕立て直し

兵庫県のお客様から、ダブルサイズ綿掛け布団の仕立て直しをご依頼いただきました。

10年程前に当店で仕立て直しをした(打ち直しをした)ダブルサイズの掛け布団で、綿100%わたです。

ご注文内容は、ダブルサイズの掛け布団の綿を打ち直し、無地のダブルサイズ掛け布団に仕立て直しです。

綿布団の仕立て直し

綿布団の仕立て直しは、初めに中の綿を生地から出します。

綿は布団の形に固まっていますので、製綿機に入れ、綿をほぐしてシート状に形成します。

シート状になった綿を、布団のサイズに縫い合わせた新しい生地に職人が丁寧に入れ、布団に仕立てます。

すべての綿が打ち直しできるわけではありません。製麺機入れ、シート状にならない綿もございます。

カチコチの綿や繊維の短い綿は打ち直しできませんので、ご注文前に綿を見て簡易確認をいたします。

綿布団の手入れは優しく

中綿を生地から出すと、よくあるのが、写真のような「綿玉」です。

綿玉は、生地にくっついていた綿がはがれ、生地との摩擦でできます。

生地と綿がはがれる原因の多くは、布団を干すときに布団を叩く行為にあります。

綿玉ができるだけではなく、生地がガバガバし、生地が破れやすくなります。

どのような布団でも布団の手入れは優しくが基本です。

<布団の手入れの仕方~日常辺~>

  1. 湿気の少ない晴れた日に、カバーを掛けたまま片面2~3時間、両面干す
    ※布団乾燥機でもOK
  2. 生地表面のホコリを優しく払って取り込む
  3. カバーを外し(※)、中のダニやホコリを掃除機で除去
    ※布団の生地が柔らかい場合、カバーを掛けたままにする
  4. 新しいカバーを付ける

布団を干す回数に正解はありません。干したい時、干せる時に干して下さい。

10年前の打ち直し綿でもふかふかに戻る

綿の布団を仕立て直すと、10年前に打ち直した綿でも、新品のようにふかふかに戻ります。

上質な綿でしたら、3~4回は打ち直しできますので、安く長く気持ちよくお使いいただけます。

掛け布団の打ち直し年数は、お使いになる方や打ち直しした回数にもよりますが、5年程度が目安です。

2~3回打ち直した、干しても膨らまない 、薄くなった、風合いがなくなった、寒いなどを感じましたら、新しい綿に変えることをおすすめいたします。

布団職人が丁寧にお仕立て

当店では一軒一軒打ち直しをします。綿を混ぜることもしません。 布団職人が店で丁寧に布団を仕立てています。

生地は無地が人気ですが、柄の生地もお選びいただけます。

綿布団の仕立て直しの疑問・質問がございましたらお気軽にお問い合わせください。

打ち直しには時間がかかりますので、お使いになる時期の2カ月前までにご相談ください。

綿布団の仕立て直しはこちらをご覧ください >>> 綿布団の打ち直し・リメイク


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