婚礼布団をお客様用布団・座布団・クッションにリメイク

広島県のお客様から、婚礼布団や押し入れに眠っている布団をリメイクしたいとご連絡いただきました。

お客様用の布団に使いたいけど重くて使えないので、どうしたらいいか、何にリメイクできるかご相談いただきました。

綿の打ち直しが可能か簡易判断

綿布団のリメイク・リフォームはどのような綿でも出来るわけではございません。
中綿の状態や質を確認し、お仕立ての可否を決定いたします。

遠方からの綿のリメイク・リフォームのご依頼は、中綿を直接確認できません。
布団本体をお送り頂いてもお仕立て不可の場合送料がかかってしまいますので、まずは綿を少し取り、郵送いただき確認する、簡易判断をしております。

この度のお客様も、婚礼布団の掛けと敷それぞれの中綿を少し取り、郵送いただきました。

簡易判断では、お仕立てができる綿でした。しかし、ポリエステルが混じっている混綿だとお伝えすると、綿100%ではない事に少し落胆されていました。

ポリエステル綿は蒸れやすく、静電気が起こりやすく、体馴染みが悪いため当店では綿の打ち直しをおすめしておりません。

この度のお客様は、すごく悩んでおられましたが、親御さんが作ってくれた思い出の布団である事、お客様用の布団として考えている事、座布団やクッションに仕立てる事などをお考えでしたので、打ち直しをおすすめいたしました。

届いた布団を確認、生地を外し、綿は打ち直しへ

布団のリメイクをご希望になられ、使っていない布団をお送り頂きました。

羽毛布団1枚は、羽毛の状態がリフォーム不可のため処分となりました。

婚礼布団掛敷2セット、綿敷布団1枚、座布団1枚は、打ち直しが可能か正式確認をし、お仕立て可能でしたので生地を外し綿の打ち直しへ出します。

布団の形の綿を製綿機に通しすことで、打ち直しされた綿はシート状にもどります。
シート状になった綿を生地に入れていきます。

生地の縫製・綿入れ・綴じを布団職人が一貫してお仕立て

布団の仕立て工程

  1. 布団の仕立てるに当たりまず初めに、生地を縫製してお行きます。
    お客様のご要望の生地を、ご注文の布団や座布団のサイズにミシンで縫いあげます。
  2. 次に布団や座布団の形に縫い上げた生地に、布団職人が綿を入れていきます。
    一枚一枚綿を広げ、強度を高めるために縦と横交互に重ねて入れます。
  3. 綿を生地の中に入れ終えると、口を閉じ、生地と綿が動かないように綴(と)じをしていきます。
    当店の綴じは手綴じにこだわってしております。
    手綴じは、部分部分で変わる厚みによって圧力を変えますので、綿の風合いが保たれ、生地に過度な圧がかかりにくいのが特徴です。
  4. 完成

思い出の生地でクッションもお仕立て

この度のご注文内容は、合掛け布団シングルサイズ2枚、敷布団シングルロングサイズ2枚、椅子用座布団45×45cm4枚、クッション45×45cm6枚です。

お客様用としてお使いになる掛け布団は、重くないのをご希望になられましたので合掛けにいたしました。

椅子用の座布団は、既製品カバーが多く販売されている45×45cmサイズにいたしました。

クッションも一般的な45×45cmサイズにし、座布団よりも綿を多く入れております。
婚礼布団の生地を処分する予定でしたが、綺麗な状態の生地でしたので、思い出に残るように婚礼布団の生地でクッション2枚追加でお仕立ていたしました。

使わず困っていた婚礼布団が生まれ変わりお喜びの声

商品を受け取られた後、お客様から「とても良い布団に生まれ変わってビックリしました。ありがとうございました。」とお喜びの電話をいただきました。

お客様から毎回嬉しいお言葉をいただき、こちらが感謝です。

婚礼布団は、親に申し訳ない気持ちやもったいない気持ちがあり、処分するのは躊躇するけど押し入れはかさばると、お困りのお客様からお問い合わせが多いです。

布団はリフォーム・リメイクが出来ることを知っていただき、毎日使える物に生まれ変わらせていただきたいです。

使っていない婚礼布団をお持ちの方は、お気軽にお問い合わせください。

綿布団の仕立て直しはこちらをご覧ください >>> 綿布団の打ち直し・リメイク

座布団のオーダーメイドはこちらをご覧ください >>> 手作り座布団


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