掛布団を軽い敷布団にリメイク

兵庫県のお客様から、「敷布団が重たくて干すのが大変だから軽い敷布団に仕立て直してもらえませんか」とのご連絡をいただきました。

「掛け布団なら干すのが楽なので、掛け布団の重さに仕立てたい」との事で、使っていないシングルサイズの掛け布団を打ち直し、シングルサイズの敷布団にリメイクしました。

シングルサイズの掛け布団の綿を打ち直し

お持ち込みの掛け布団の生地から綿を取り出します。

取り出した綿は綿を打ち直す機械「製綿機」に通し、シート状の綿にします。

綿を打ち直すことで、固まった綿がほぐれ、ふんわりと柔らかな綿に戻ります。

打ち直した綿で軽い敷布団を仕立て

シート状になった綿を敷布団シングルサイズ(100×200cm)に縫い込んだ生地に布団職人が丁寧に重ね、敷布団に仕立てていきます。

生地に綿を入れ終えると、仕上げに綴じをしていきます。
綴じは生地と綿がズレないようにするための物で、当店は職人が一針一針手作業で綴じていきます。

綴じには「手綴じ」と「機械綴じ」がありますが、機械綴じにはない手綴じならではの良さがあり、当店は手綴じにこだわりを持ってお仕立てしております。

< 手綴じの良さ >

  • 綿を押しつぶさないため、自然な膨らみを保ち、ふんわりとした厚みや弾力がそのまま
  • 過度な押しつぶしが無いため、層がつぶれにくく、通気性が良い
  • 職人が綴じの深さを場所別に調節するため、綿がズレにくく、生地に圧がかかりにくい
  • 機械綴じよりも硬くならず、柔らかな仕上がりになる

約3.5キロの軽い敷布団の完成

リメイクした敷布団の中綿重量は約3.5キロとなります。
通常の敷布団が約6キロですので、約半分ぐらいの重量になりました。

写真で見比べてみてもずいぶん薄くなっています。

敷布団を軽くするということは、薄くなるということです。
ですので、そのまま床でお使いになると背中が痛くなる可能性があります。

この度のお客様は、マットの付いたベッドの上に敷いてお使いになられているとの事で、軽い敷布団にしても問題なくお使いいただけます。

軽い敷布団をお求めの場合、マットと併用してお使いいただくか、同じような薄い敷布団を2枚敷きにする事をおすすめいたします。

敷布団を納品後、「これで布団干しの煩わしさから解放される」「軽くなってうれしい」と喜んでいただきました。

扱いにくい布団を打ち直しで使いたい布団にリメイク

「布団が重たい」「サイズが合わない」「押し入れに使わない布団がある」など、扱いに困っている布団がありましたら、打ち直しで使いたい布団や座布団などにリメイクする事をご検討ください。

打ち直しにはたくさんのメリットがあります。

1. 寝心地・使い心地の回復

  • 綿は時間とともにへたり、固まった綿がふわふわ感が戻ります。
  • 打ち直しによって、新しい布団のような使い心地になります。

2. 経済的

  • 新しい布団を買うよりも、打ち直しのほうが費用を抑えられます。

3. 環境にやさしい

  • 廃棄せずに再利用することで、ごみの削減や資源の有効活用になります。

4. 愛着のある布団を長く使える

  • 思い出の詰まった布団や贈り物の布団など、打ち直しで長く大切に使い続けられます。

5. 自分好みに仕立て直せる

  • 綿の量を調整したり、布団のサイズや形を変えたりすることも可能です。
  • 掛布団からこたつ布団、布団から座布団などにリメイクすることもできます。

6. アレルゲン除去・衛生的

  • 打ち直しの過程で、ダニやホコリなども除去されます

打ち直しの相談はお気軽にお問い合わせください。

綿布団の仕立て直しはこちらをご覧ください >>> 綿布団の打ち直し・リメイク


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