手作りの綿布団のオーダーメイド

布団を手作りしている布団職人がいるお店では、毎日、さまざまな布団が製造されています。綿掛け布団や敷布団、座布団、こたつ布団などです。布団職人は、布団を一つずつ手作りしていますが、その作り方はおおよそ決まっているものの、布団の中に入れる綿の作り方は、お店それぞれです。

手作りの綿布団はオーダーメイド可能

さて、手作りの布団は、決まったサイズのものを作るだけでなく、お好みの形状や厚さ、寸法などを変更した、特注品の布団をオーダーメイドできるはずです。

「はず」と書いたのは、布団屋さんによっては、布団のオーダーメイドを嫌がる人もいるためです。長年作ってきた方法ではなく、工夫をして作る必要があるため、「初めて作るものを商品として販売してもいいのだろうか?」と、職人としてのプライドがあるのかもしれません。しかし、布団職人の中には、職人魂を輝かせ、さまざまな形状の布団にチャレンジする人もいます。

当店は、チャレンジ精神を持つ手作り布団店のひとつです。

特注布団のオーダーメイドの種類

特注布団のオーダーメイドでは、次のようなことを受けることがあります。

  • 大きなサイズ/小さなサイズ
  • 厚さの変更
  • 円形や楕円英、角丸などの形状
  • ベッドやテーブル、ソファーなどの寸法に合わせた特注品

どのような布団の特注品をオーダーメイドができるのか、事例をあげてご説明いたします。

日本初の掘りごたつ敷布団を開発

掘りごたつは、足を入れて座りやすいように、穴が開いているこたつです。ここに、普通のこたつ敷布団を敷くと、こたつ布団敷布団が穴に落ちてしまって、こたつの熱で火事が起こる危険性があります。

そのため、掘りごたつでは、座布団を敷いたり、カーペットの中央を十字に切ったものを敷いたりしていました。座布団では、こたつのような広さが味わえませんし、カーペットであれば、お尻が痛くなります。

そこで、当店では、日本で初めて、掘りごたつ専用のこたつ敷布団を開発しました。しかし、こたつ布団を移動させるときに、わざわざテーブルを移動させる必要があったため、長座布団を組み合わせるような形状で、テーブルの脚にうまく組み合わさるような形状にし、ヒモで固定できるようにしました。

日本初の楕円形こたつ布団(上下)を開発

楕円形のこたつが市販されはじめたころ、「楕円形のこたつを使用する人は、せっかくの楕円形がインテリアとして活かされるためには、楕円形のこたつ布団の開発が必要だ」ということで、職人魂に火がつき、日本で初めて楕円形こたつ布団を開発しました。

ふわふわの子ども用ラグマットを開発

円形こたつ敷布団を開発していたころ、「こたつ敷布団は、子ども用のラグマットとして使用できる」ということに気づきました。カーペットよりも軽く、フワフワですので、お子様を部屋で遊ばせておきたいご家庭の方々からご好評をいただいています。

お部屋のサイズに合わせて、ラグマットのサイズを自由に設定できることも、オーダーメイドの強みです。

もちろん、冬はこたつ敷布団としてもご利用いただけます。

布団のコラム


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