枕の素材

枕の素材には、綿ワタやパイプ、低反発スポンジ、羽毛、羊毛などさまざまな種類があります。たくさんある枕の素材の中でも、当店では、日本で古くから使用されてきた素材が人気上昇中です。

それは「そば殻」です。

当店に寝やすい布団を求めてこられたお客様に、天然素材の敷布団と併せて、当店オリジナルのそば枕をおすすめしています。

先日も、以前にそば枕をご購入いただいたお客様が当店を訪ねてこられ、「そば枕がとても良かった」ということで、ご家族のものもご購入いただきました。そのようなリピーターになられる方が若い方を中心に増えています。

そのような人気上昇中のそば枕ですが、若い方にはまだまだ認知度は低いと思います。多くの布団屋の店頭でも見かけなくなりました。そば枕の良さをもっと多くの方に知ってもらいたいです。

そば殻の特徴

そば枕の特徴は、まず値段の安さです。枕の素材の中でも安価な部類ですので、枕の価格も安価です。「そば枕は安いし買ってみようか」と気軽に買っていかれる方が多いです。

寝るときの頭部の温度が快適になることも、そば枕の特徴です。寝ている間は、頭寒足熱といわれ、頭部の体温が低い方がよいとされています。頭部の体温が高まると汗が出るものです。その汗によって頭部が蒸れて寝心地が悪くなることもあります。天然素材のそば殻ですと、適温を保ちつつ湿気を放出してくれるので、汗で頭部が温まり過ぎることを防いでくれます。

当店のそば枕には、そば殻を満杯に入れずに、若干ですが少な目に入れています。すると、枕の形が自由に変わるので寝やすい形にして寝ることができます。また、適度な硬さが心地良いクッション性となります。

そば枕は「シャカシャカ」という音が出ます。初めてそば枕を利用される方には、この音で目が覚めてしまうのではないかと不安になられる方が少なくありません。個人差はあるとお思いますが、たいていの方は「気にならなかった」や「気にならなくなった」と思われる方がほとんどです。

そば枕の注意点

そば枕は、蕎麦アレルギーの方は残念ながらご利用をお控えください。そば枕は食べ物ではありませんが、蕎麦アレルギーの方はそば枕を絶対にご利用いただかないようにご注意ください。

次に、そば殻には虫が発生することがあります。お店でも注意して確認していますが、湿気の多いシーズンや夏では、コクゾウムシや紙魚(シミ)などの家にいる虫がつくことがときどきあります。

そば殻に付いた虫の卵がかえることや、家の押し入れで長期間保存していたら、家の虫がそば殻の中に入り込むことがあります。

もともと虫の卵が付いていた場合は、最初の夏は虫が発生することが多いですが、2年目は虫は出ません。最初の虫が発生しやすいかどうかは、そば殻を製造している業者の熱処理の仕方や、その年の虫の発錆度合にもかかわります。

当店では、仕入れたそば殻に虫が発生していたら、そば枕から虫がいなくなってから販売するようにしています。ご自宅でご利用中のそば枕の中で虫が発生していたら、そのそば枕を天日干しするようにしてください。虫がいなくなったら、枕の中にそば殻を戻します。

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