欧米の布団サイズは?
高身長の日本人は海外布団で快適に眠れるか?

日本人よりも身長が高く、体格もがっちりした人が多い欧米人は、どの様なサイズの布団を使っているのか気になりませんか?

海外のドラマや映画などで見る限り、ベッドは大きなものが多く、ゆったりと寝ているのではと想像します。

ですので、身長が高く布団に困っている日本人の方は「海外の布団やベッドを輸入すれば解決するのではないか?」と考えるかもしれません。

日本人と欧米人の平均身長

日本人と主な欧米の平均身長を見てみましょう。次の表は、各国の男性平均身長です。

日本170.6cm
ロシア176.6cm
アメリカ176.9cm
イギリス178.2cm
フランス178.6cm
ドイツ180.3cm
オランダ183.8cm

参考サイト、Wikipedia「国別の人間の平均身長

日本人よりも欧米人は6~13cmも平均身長が高い事が分かりました。

日本の布団の長さが200~210cmですので、身長の高い欧米人が使っている布団の丈の長さは230cm以上あるのではないかとイメージしませんか。

では、欧米の布団サイズはどのくらいなのでしょうか?

欧米の布団サイズは?

幅も丈も大きな布団なのだろうとイメージしますが、実際の欧米の布団サイズはいくつなのか見てみましょう。

海外と日本の布団の違い

海外は日本のようにみんな一律に厚い掛け布団を使う文化ではありません。

アメリカでは、掛け布団を使う人もいれば、薄いブランケットなどを1年中使う人もいるようです。

大きな国ですので、地域によって気温や湿度が異なるため、日本とは異なる文化ですね。

ヨーロッパは、羽毛布団の産地ですので羽毛布団を使われております。

しかし、ヨーロッパ全体で見ると北の国と南の国によって気温や湿度が異なるため、使われている掛け布団も違うことがうかがえます。

上記の事から、掛け布団と言う概念が日本とは異なるため、掛け布団のサイズは日本で輸入販売されている掛カバーサイズを明記しております。

アメリカ

掛け布団サイズ

Twin(ツイン)173×218cm
Full/Queen(フル/クイーン)218×218cm
King/California King
(キング/カリフォルニアキング)
264×218cm

※アメリカのカバーは、掛けカバー・シーツ・枕カバーセット販売が多く、ベッドサイズでカバーを購入するため、掛け布団のサイズはベッドサイズに適したサイズとなっております。

参考サイト、Sheets.jp「海外の掛け布団カバー、日本で使えますか? 欧米と日本のサイズ比較

ベッドサイズ

Twin(ツイン)96.5×190.5cm
子供用
Twin XL
(ツインエクストラロング)
96.5×203.5cm
Full(フル)134.5×190.5cm
Queen(クイーン)152.5×203.5cm
最も人気なサイズ
King(キング)193×203.5cm
California King
(カリフォルニアキング)
183×213.5cm
身長の高い方用

参考サイト、usajpn.com「アメリカ生活 教育情報

※すべての表記サイズはメーカーによって異なります。

ヨーロッパ

掛け布団サイズ

Single(シングル)140×200cm
Double(ダブル)200×200cm
Queen(クイーン)230×220cm
King(キング)260×220cm

ベッドサイズ

国によってサイズが異なります。

Single(シングル)90/100/120×200cm
Double(ダブル)160/180/200×200cm
Queen(クイーン)230×220cm
King(キング)260×220cm

参考サイト、Sheets.jp「海外の掛け布団カバー、日本で使えますか? 欧米と日本のサイズ比較

欧米の布団サイズを見てびっくりしませんでしたか?

平均身長が日本人よりも6~13cm高い欧米人でも、日本の布団サイズと同じくらいの布団で寝ているのです。

身長が高く布団に困っている日本人の方は、海外の布団やベッドでも足が出る問題は解決しないことが分かりました。

身長の高い欧米人は小さなベッドで眠れているの?

日本では床で寝る文化があるため、高身長の人でも布団から足が出たとしても安心感がありますが、平均身長の高い欧米人は、ベッドから足が出て眠れないのでは?どうしているの?と日本人からすると疑問ですよね。

日本で布団屋を営んでいる日本人の布団職人が、身長の高い欧米人がどうして日本人と同じくらいのサイズの布団サイズで眠れているのか?なぜ眠れるのかを想像で解説したいと思います。

※欧米人の方に聞いたわけではなく、あくまでも布団屋の想像です。知っていらっしゃる方がおられましたら、間違いのご指摘お願いいたします。

日本人の眠り方

日本人の長い歴史から、布団は床に敷いて寝るのが文化です。

眠り方は頭を枕に乗せ、身体をまっすぐにし、掛け布団を肩まで掛けて眠るのが特徴です。

ですので、ベッドでも同じ寝方になります。

欧米人の眠り方

欧米のドラマや映画で、ベッドの頭側にある板に大小のクッションをたくさん置いているのを見かけませんか。

欧米ではクッションを多数用意し、クッションに寄りかかって眠るのが特徴だと思われます。

部屋全体を温める文化の海外では、厚手の掛け布団ではなく薄い掛け布団やブランケットのようなものを掛けて寝るそうです。※国や地域によって異なります。

ですので、掛布団から足が出るのも気にならないのかもしれません。

このように、日本人と欧米人では眠り方が大きく異なると思われます。

欧米人はクッションに寄りかかって眠たり、部屋全体を温ためるため、身長の高い欧米人も日本人と同じくらいのサイズの布団サイズでも小ささを感じずぐっすりと眠れるのだと思います。

寝方や骨格から敷布団やマットレスの硬さも日本人と欧米人では好みが異なる

日本人と欧米人では、好みのマットレスの硬さも大きく異なります。

まっすぐに寝る文化で、凹凸の少ない骨格をしている日本人は、腰が沈みにくい硬めの敷布団やマットレスが好まれます。

おすすめは畳にせんべい布団(硬めの敷布団)が腰に負担がない寝方です。

一方、もたれて寝る文化で、がっちりした骨格の欧米人は、柔らかいマットレスが好まれます。

日本に来られた外国人は、ホテルのマットレスが硬いと感じていらっしゃるようです。

身長の高い日本人はどうすればいいのか~オーダー布団のすすめ~

高身長の日本人が困っている足が出る問題は、海外の布団やベッドでも解決しないことが分かりました。

では、身長が高く布団に困っている日本人はどうしたら足を延ばし、安心してぐっすりと眠れるのでしょうか。

それは、「大きな布団で寝る!」です。

当たり前のことですが、まだまだ普通サイズの布団を我慢して使っている方が多いです。

丈の長い布団はネットでも販売されていますが、良い質の物がなかったり、オーダーで高級だったりします。

部屋の大きさ問題、ベッドを使いたい問題、値段の問題、良い布団がない問題など色々な条件で折り合いが合わない場合もございます。

そのような方は綿布団のオーダーメイドを是非ご検討ください。

腰が沈みにくい硬めの敷布団(マットレス)を好む日本人は、綿100%の敷布団を畳や床に敷いて眠るのが腰に負担の無い眠り方となります。

綿の布団でしたら、汗をかきやすい日本人にとって寝心地は抜群で、肌にも環境にも優しい素材なのに、オーダーでもお手頃です。

幅も丈も大きく厚みもある物や、丈だけ長く薄めの物など、生活に合わせたサイズや重量をカスタマイズしていただけます。

手足を伸ばしてゆったりと眠りたいと思っていらっしゃる方は、お気軽にご相談ください。

コラム「高身長でも足が出ない220cm以上の丈の長い布団」もご確認ください。

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